2014年12月24日

相場観養成D

@相場はサイクルだ。値位置の大きな訂正がなければ、時間が来れば戻ってくる。解決できないことも時間が結末をつける。


A相場は生き物だ。値が上がるだすと、人は買いたくなり買う。買いが入ると値は上がる。かなり上がってくると、人や安値を思い出してそろそろ売ろうかなと思う。売りが多くなると相場は下がる。しかしここで意外にこじっかりした相場だったら、上値はさらに高い。上げだすと、皆が皆総強気になる。そしてそこが天井である。相場の下げ場面も同様である。


B戻り待ちの戻りなし。戻りがない相場は反転する。持っている人が多いからだ。そして人は忍耐を失うから。


Cしょっちゅう買いから売りへと大きなポジションをどんでん返しするようなやり方は失敗する。ロングを高値を売って、今度やショートポジションを作って下げも儲けよう、というようなことは、投機家は別として実業に関わる人のやることではない。


D相場は飽きがきて、忘れた頃に、つまりくたびれてきたときに、変化する。人間の忍耐力に限界があることと関連がある。だからサイクルを描く。そこで相場に負けないためには、自分の忍耐力との戦いに勝つことである。市場参加者の忍耐力、冷静さなど心理をよく読むことである。


Eよく言われることだが、十人が十人強気になったら、自分ひとり売るべきである。十人が十人弱気になって、自分の気持ちも揺らいできたら、念仏を唱えて買うべきである。このことはほぼ間違いない。


F相場は目標管理が必要だ。いくらになったら買うとか、売るとか、いつになったら手仕舞うとか、目標を持つこと。あらかじめ設定した目標に来たら、そこで色気を出したり、迷ったりしてはならない。目標値がなかなか出現しないとか、出現しにくくなった状況変化はある。その場合は直ちに変化に従って軌道修正しなければならない。(危機管理の教科書)




【参考】
「万人があきれてたる値が出れば、それが高下の界なりけり」。日本じゅうで投資家は一千万人と言われる。「万人があきれる……。」とは、その一千万人があきれることだ。だが、そのことをどうやって知ることができるのか。…この格言は、利用できるようで案外むずかしく、かえって失敗することになる。このようなわけで筆者は、「あきれはてる」ほどかどうかかの限界点を市場内部要因から判断して位置づけている。もちろんそのほかに株価と業績も重要な要因である。株価と業績との相関関係からも、その値を評価することはできる。(株の極意92)
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2014年12月17日

相場観養成C

@相場の判断は、3分の1がデータと情報の分析、3分の1が市場の人気の読み、残りの3分の1は、自分の心の分析である。


A相場をうまくマネージするには、相場の転機を人より先に読むことである。そのためには勘が冴えてなければならない。冴えた勘を持つためには、体調が基本である。


Bいい心の状態でないなら、ポジションが気にならない程度まで縮小すること。英語の相場の教訓に「よく睡眠がとれるまでポジションを減らせ」というものがある。


C相場はエキサイトするもの、行きすぎるもの。ただ自分だけは冷静でなければならない。そこでオペレーション(筋書きとスケジュール)の方針を立て、書いておけ。


D相場観がしっかり湧かないときは休め。「休むも相場」だ。(危機管理の教科書)




【参考】
「初心者にカンは無い」。シロウト、初心者、初級者ほど、いわゆるカンで売買をする。…しかし、カンとは積みあげられた知識、技術が一瞬のうちに、コンピューターよろしく作用して生まれるものである。シロウト、初心者にはカンなどあり得るはずがない。カンというより実際は、上げるだろう―上げてほしい―上げるにちがいない、という形のたんなる希望的観測にしかすぎないのだ。…銘柄を買う場合に調べるべき事柄が、十数項目ある。それなのに、何も調べないで、「カン」で売買するなどというのは、現物を見ないで百万円からの商品を買うようなものである。こういう人は、損をすると「運が悪かった。」でかたづける。というより自己慰撫するわけである。これでは上達しない。どんな小さな一銘柄であろうと、常に真剣勝負で臨まなけくては、腕前は上がらないし、思わぬ傷を負うことにもなりかねない。(株の極意49)
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2014年12月10日

相場観養成B

@ものの値頃感を持っておくことが重要だ。まずデータに基づいて長期的な価格レベルを勉強しておくことが重要だ。


Aそして相場をじっと経験していると「勘」が出てくる。「勘」は頼りになる柱だ。ただ長い間、値頃感に頼りすぎていると、値位置を変えるような大相場では失敗する。


B机に座って、情報を見るだけで相場を張っても当たらない。メーカーとか問屋とか産地の集荷業者など、実業にタッチしている人々の生の肉声を聞かなければならない。彼らの声の動きで、心を感じ、市場の人気を読まなければならない。相場を実践する課長は生の肉声を聞くことだ。私は、イリノイ州の大農とか、大学の先生とか、ヨーロッパの実需筋とか、いくつかの定点観測先を持っていた。同業の仲間の相場観も大変参考になった。


C相場は過去の事象や情報ではなくて、それに基づく将来への期待(Expectation)であり、それが市場にどれほど織り込み済みかを分析し判断することが重要である。


D相場は期待(Expectation)だ。皆が皆、霜が来るから、相場は上がると安易に考えていると、霜も来ないものだ。いや霜が来たとしても、報道も小さい。上がってもすぐ売られて、小さな報道が小さいままである。相場は忘れた頃にやってくる。(危機管理の教科書)


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【要点考】

ものの値頃感を養成しておくこと

しかし値頃感に頼り過ぎないこと

現場の生の声を聞かなければならない

現場の生の声から、心を感じ、市場の人気を読まなければならない

期待がどれほど織り込み済みかを判断すること

皆がそう思っていること(期待していること)は、それが本当に起こったとしても報道の扱いは小さい
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2014年12月03日

相場観養成A

どんな人たちが参加して相場が立っているのか?


そこでまず、売ろうとする人の分析をしてみよう。

まず、実需筋の売りがある。
現物の利益確定のためである。

次に、投機筋の利食い売りがある。
すでに買っていたものの利食いのためだ。

次いで投機筋の安値期待の空売りがある。


買いのほうはどうだろう。

売りの場合と逆で、加工業者などの実需筋の買い、

投機筋の空売りの利食い、

そして高値期待の新たな買いの三つがある。


ものが足りないから上がる、といった単純な行動が見られる場合はまず少ない。
したがってマーケットプレイヤー(市場構成者)の内訳の分析が必要である。


自分が買おうとするとき、売ってくれる人が誰でどうして売ってくれるのか、を分析してみることだ。



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要は単純なことだが、人は高くなると思うから買う。
しかし買うときは売る人がいなければ買えない。


売る人は、そろそろ安くなるなると思うから売るのか、または、実需筋が採算に基づいて現物のヘッジ売りするかのいずれかである。


買いたいと思うときは、売る人の心理分析や売り筋の分析をしなければならない。(危機管理の教科書)



        ★        ★        ★



【要点考】

「ものが足りないから上がる」という単純な動きは少ない
(必ずしも需給では動かない)

買いたいと思うときは、売る人の心理分析や売り筋の分析をしなければならない。

買いたい人が出てくるのは当然として、それに加えて
売り筋がいなくならなければ、相場は上がらない。
売られる理由が無くならなければ、相場は上がらない。

売る人は、「そろそろ安くなるなると思うから売る」のか、何か他の理由で売るのか・・。

売りたいと思うときは、買う人の心理分析や買い筋の分析をしなければならない。

買い筋がいなくならなければ、相場は下がらない。
買われる理由が無くならなければ、相場は下がらない。

マーケットプレイヤー(市場構成者)の内訳の分析が必要。
「実需筋の利益確定売り」
「投機筋の利益確定売り」
「投機筋の安値期待の空売り」
「投機筋の空売りの利食い買い」
「実需筋の高値期待の買い」
「投機筋の高値期待の買い」
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