2014年12月29日

なんとなく記録した相場メモ(相場観)

相場予測は、真剣に予測しようという熱意だけで足りる(林輝太郎)


年に一、二度、素人にもわかる上げ相場がある、そこを取るんだな(相場術)


たしかに、相場の予測しというものはむずかしい。しかし、油断なく日々の動きを観察していると、だいたいの感触といったものは、つかめると思う。少なくとも、大きな誤りを犯す可能性は少ない。
それでもし大きな誤りを犯すとすれば、株にたいする見方、考え方に、根本的な誤りがあるか、あるいは、気持ちにゆるみがあって、真剣さにかけれているか、のどちらかなのである。(株式相場の極意238)


私の銘柄の選び方、しかも究極の、を披露すると――。
一番たやすく、正確な方法は、自分で銘柄を選ばないことである。
これは異なることを申す、とお考えでしょうが……。ではどうするのか。当然ながら人に選んでもらう。
あまりにもうがった見方かもしれないが、これが即ち相場の流れに乗ることになる。(一円相場師63)
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2014年12月27日

相場観養成E

 3つの基本技術
株式投資には実戦するにあたって絶対に必要な3つの技術があります。株のトレーディング教室の次なる重要課題です。この3つの技術は難しい順にならべると、
@相場観
A銘柄選択
B売買術
となります。

 多くの投資家はこの3つの技術があることすら知らず、Aの銘柄を探すことが株式投資と考えています。もちろん株式投資をは銘柄を売買して儲けたり、損をしたりするわけですから、何を選ぶかは実に重要であることは間違いありません。しかし投資の成果はこの3つの要素をきちんと踏まえて売買することで達成されるのであり、どれひとつおろそかにしてもうまくいかないのが実際です。

 多くの投資家にこの3つを提示すると、ほとんどはBの売買術がむずかしいと考えるものです。ところが投資家がむずかしいと思うものが実は一番やさしく、もっとも簡単にみえる@の相場観が一番むずかしいのです。98

 私たちは遠い将来に対して行われるいい加減な予測を排除し、直近の将来を少しでも確率高く知るために現在起きている事実にもとづいた推測をする必要があるわけです。つまり現在をしっかりと分析するしか将来を見通すものはありえないということです。

 今がわからないにのに先のことがわかるはがないという意味が、おあわかりいただけたことと思います。さて以上を踏まえて、自分たちの相場観のつくり方に入りたいと思います。

 相場観をつくるためには銘柄をいろいろなジャンルにわけて観察することからはじめます。

 たとえば、好業績グループ、値嵩株優良株グループ、大型株グループ、ハイテクグループ、金融グループ、ディフェンシブグループ(薬品などのにように相場が悪くなると相対的に買われる銘柄群)、小型の材料・仕手系グループなどです。

 こうした区分けは主に公的資金、機関投資家、外国人、ヘッジファンド、証券ディーラー、投機筋あるいは個人投資家などが動くときに、その傾向が顕著現れる銘柄群とその代表的銘柄をいくつかピックアップして毎日観察し、その株価の変動や出来高をチェックするためのものです。

 これは誰が何を買っているかという主体別売買動向を知ることによって大きな資金の流れをつかもうとするものです。たとえば、外人が強力に買ってきている銘柄に今はついていこうとか、証券ディーラーが活躍し、短期の投機資金が活発だから小型の材料株を仕込もうなどと明確で具体的な相場観をつくっていくのです。とりあえず旬のものを買い、うまくいったらどこまでついていくことで大勝ちを狙い、ダメならやめればよいわけです。

 こうした相場全体の観察ができるようになったら、その状況にもとづいて資金の投入量を変化させていくことになります。株価が底を打って上がってきたときと、天井をつけて下がってきたときに資金はどちらを多くすべきかはいうまでもありません。私たちは自分の都合で相場にアプローチするのではなく、相場に合わせて自分と資金とをコントロールしていく必要があるのです。

 またその他に日経平均やトッピクスの動きも見る必要があり、同時に外人が敏感な為替動向も参考にしなければなりません。また信用取引の取組みデータなどから相場の過熱状況なども観察します。私のところでは、このほかに日本の主要100社の現在の株価位置も同時にみて、全体動向の参考にしています。

 もちろんこうしたからといって絶対に勝てるという保障はありません。しかし、これをやらなければコンパス(羅針盤)なしに荒海に乗り出すようなものです。ぜひともご自分の相場観づくりとされることをおすすめいたします。178(株のトレーディング教室)

全体相場を分析するには銘柄群をグループ化するのが定石です。
たとえばハイテク株とか通信株といった業種的な分類からはじまり業績優良株群もあり、大型株・小型株、もしくは株価のレベルで値嵩株・低位株、さらには投機的な材料・仕手株系といったように、できるだけそれらの銘柄を買う投資家ごとに分けて観察するのがよいでしょう。

株式市場の投資家といわれる主体は公的資金、機関投資家、外国人、証券ディーラー、ヘッジファンド、個人投資家、投機筋などがあり、それぞれ資金の性格や量が異なります。

つまり、全体相場の分析とはどんな銘柄が買われているのか、もしくは売られているのか、さらにどんな主体が買っているのかなどを知ることであり、結果として株式市場全体の資金の流れから需給動向を知って、これから上がりそうか下がりそうかを判断するものです。それを専門的には相場観をつくるといいます。62(実践・株のトレーディング)


以下は輝太郎先生が、弟子のAさんに指導するシーン。

前に、Aさんに、いくつかの月足グラフを描いてください、と申し上げましたですね。何銘柄お描きになりましたか。一銘柄も描いていないのですね。

これからは少なくとも100銘柄といいたいですね。それくらいは描いて下さい。そうすると市場の動向がわかるのです。

 なぜ市場全体の動向のことを言うかといいますと、Aさんが言っていたイールド・スプレッドでも、それは市場全体についてのものですね。

そういう、市場全体を論ずるのに、もちろん月足グラフはテクニカルズなものですが、それが自分で『はっきり』とわかるのです。219


以下は輝太郎先生が示した「値動きデータ資料」の作成例。

 変化をみるには、前項の三つの「示しかた」(数字変化・時間の経過・増減か減少か)を自分で実験してみるにかぎる。
他人の実験をみているだけでは「実感」がわかないのだ。
どんな種類のチェックリストでもよいから作成してみると実感がわいてくる。

まず、はじめは簡単な

○天井から4〜5年下げている銘柄リスト

のようなものでよいから作ってみる。
もし、資料としてなら、

@高値をつけた日、
A日付とともに現在値、
B下げ率

などを書き添えれば、立派な「値動きデータ」になる。106


「新聞を読まなければ市場の様子がわからなくなるではないか」――に対する輝太郎先生の回答。

「新聞を読まなければ市場の様子がわからなくなるではないか」という反論が必ずくる。何を読めばよいのか。

答えは「ひまさえあればデータ・スリップ(作成した資料)を読み、数字をみていればよい」のである。

「市場の様子がわからない」については、「読んでいた過去の自分をふりかってみればよい」が正解である。198
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2014年12月24日

相場観養成D

@相場はサイクルだ。値位置の大きな訂正がなければ、時間が来れば戻ってくる。解決できないことも時間が結末をつける。


A相場は生き物だ。値が上がるだすと、人は買いたくなり買う。買いが入ると値は上がる。かなり上がってくると、人や安値を思い出してそろそろ売ろうかなと思う。売りが多くなると相場は下がる。しかしここで意外にこじっかりした相場だったら、上値はさらに高い。上げだすと、皆が皆総強気になる。そしてそこが天井である。相場の下げ場面も同様である。


B戻り待ちの戻りなし。戻りがない相場は反転する。持っている人が多いからだ。そして人は忍耐を失うから。


Cしょっちゅう買いから売りへと大きなポジションをどんでん返しするようなやり方は失敗する。ロングを高値を売って、今度やショートポジションを作って下げも儲けよう、というようなことは、投機家は別として実業に関わる人のやることではない。


D相場は飽きがきて、忘れた頃に、つまりくたびれてきたときに、変化する。人間の忍耐力に限界があることと関連がある。だからサイクルを描く。そこで相場に負けないためには、自分の忍耐力との戦いに勝つことである。市場参加者の忍耐力、冷静さなど心理をよく読むことである。


Eよく言われることだが、十人が十人強気になったら、自分ひとり売るべきである。十人が十人弱気になって、自分の気持ちも揺らいできたら、念仏を唱えて買うべきである。このことはほぼ間違いない。


F相場は目標管理が必要だ。いくらになったら買うとか、売るとか、いつになったら手仕舞うとか、目標を持つこと。あらかじめ設定した目標に来たら、そこで色気を出したり、迷ったりしてはならない。目標値がなかなか出現しないとか、出現しにくくなった状況変化はある。その場合は直ちに変化に従って軌道修正しなければならない。(危機管理の教科書)




【参考】
「万人があきれてたる値が出れば、それが高下の界なりけり」。日本じゅうで投資家は一千万人と言われる。「万人があきれる……。」とは、その一千万人があきれることだ。だが、そのことをどうやって知ることができるのか。…この格言は、利用できるようで案外むずかしく、かえって失敗することになる。このようなわけで筆者は、「あきれはてる」ほどかどうかかの限界点を市場内部要因から判断して位置づけている。もちろんそのほかに株価と業績も重要な要因である。株価と業績との相関関係からも、その値を評価することはできる。(株の極意92)
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2014年12月17日

相場観養成C

@相場の判断は、3分の1がデータと情報の分析、3分の1が市場の人気の読み、残りの3分の1は、自分の心の分析である。


A相場をうまくマネージするには、相場の転機を人より先に読むことである。そのためには勘が冴えてなければならない。冴えた勘を持つためには、体調が基本である。


Bいい心の状態でないなら、ポジションが気にならない程度まで縮小すること。英語の相場の教訓に「よく睡眠がとれるまでポジションを減らせ」というものがある。


C相場はエキサイトするもの、行きすぎるもの。ただ自分だけは冷静でなければならない。そこでオペレーション(筋書きとスケジュール)の方針を立て、書いておけ。


D相場観がしっかり湧かないときは休め。「休むも相場」だ。(危機管理の教科書)




【参考】
「初心者にカンは無い」。シロウト、初心者、初級者ほど、いわゆるカンで売買をする。…しかし、カンとは積みあげられた知識、技術が一瞬のうちに、コンピューターよろしく作用して生まれるものである。シロウト、初心者にはカンなどあり得るはずがない。カンというより実際は、上げるだろう―上げてほしい―上げるにちがいない、という形のたんなる希望的観測にしかすぎないのだ。…銘柄を買う場合に調べるべき事柄が、十数項目ある。それなのに、何も調べないで、「カン」で売買するなどというのは、現物を見ないで百万円からの商品を買うようなものである。こういう人は、損をすると「運が悪かった。」でかたづける。というより自己慰撫するわけである。これでは上達しない。どんな小さな一銘柄であろうと、常に真剣勝負で臨まなけくては、腕前は上がらないし、思わぬ傷を負うことにもなりかねない。(株の極意49)
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